老後のお金を数字で確認

60歳で住宅ローンが残っている。退職後に払えるかを計算

月8万円の返済が10年続けば、単純累計は960万円です。残高だけでなく、65歳までの収支と完済後に残る現金を確認します。

このページで分かること

60歳で住宅ローンが残っている

65歳までの収入、残高、月返済、退職金後の手元資金から、年金生活への橋渡しを計算します。

先に結論

60歳で住宅ローンが残っていても、直ちに老後破産するとは限りません。最初に見るのは、ローン残高、月返済額、残期間、退職後の手取り、完済後に残る金融資産の5つです。

月8万円の返済年96万円
10年間の単純累計960万円
65歳まで5年なら480万円

残高だけでなく、毎月の返済が家計に与える影響を見る

住宅ローン残高1000万円でも、返済期間や金利、月返済額は人によって異なります。老後家計では、残高の大きさだけでなく、給与が年金へ変わった後も月返済を維持できるかを確認します。

残りの返済キャッシュフローを単純計算

月8万円・10年間なら、単純累計は960万円です。

退職金で完済する前に、手元資金を見る

退職金1500万円でローン1000万円を完済すると、借金はなくなります。一方、退職金だけで見れば残るのは500万円です。生活赤字、住宅修繕、医療・介護などへ備える現金が十分かを同時に確認します。

支払いが重くなる前に相談する

住宅金融支援機構は、対象となる融資について、返済期間の延長、一定期間の返済額減額、元金支払いの一時休止などの返済方法変更メニューを案内しています。適用には審査があり、変更後も返済継続が可能か確認されます。手続きは返済中の金融機関への事前相談から始まります。

滞納するまで待たない
返済方法変更は希望どおり認められるとは限らず、返済期間の延長等で総返済額が増える場合もあります。自分の契約については借入金融機関へ早めに相談してください。
計算上の注意
このページの累計額や比較は、税・社会保険料、利息、手数料、運用損益、物価変動、制度改定などを一定または未考慮とした単純モデルです。実際の契約・制度・受給額は金融機関や公的窓口で確認してください。

60歳の住宅ローンは3期間に分けて確認

60歳の住宅ローンは3期間に分けて確認の表
期間収入住宅費確認点
60歳から退職・年金開始まで再雇用等の手取りローン+維持費賃金低下後も黒字か
年金開始から完済まで年金等手取りローン+維持費毎月赤字と資産寿命
完済後年金等手取り税・管理・修繕住宅費0円にしない

月8万円の返済が残る期間別累計

月8万円の返済が残る期間別累計の表
残り年数返済月数単純累計
5年60か月480万円
8年96か月768万円
10年120か月960万円
15年180か月1,440万円

利息変動、ボーナス返済、繰上返済、手数料を含まない月返済の単純累計です。返済予定表の残高・金利・完済年齢と照合します。

60歳時点でそろえる資料

  1. 返済予定表、残高、金利タイプ、団信
  2. 退職日、再雇用の手取り、年金開始時期
  3. 退職金の手取りと支給日
  4. 修繕・固定資産税・管理費
  5. 金融機関の完済・一部返済・条件変更試算

よくある質問

60歳で住宅ローンが残っていると危険ですか?

残高だけでは判断できません。退職後の手取り、月返済、残期間、維持費、完済後の現金を三つの期間で確認します。

退職金で住宅ローンを完済すべきですか?

一律ではありません。完済後の手元資金と、返済継続時の月収支・利息・予備費を並べて比較します。

住宅ローンの支払いが難しくなりそうな場合はいつ相談しますか?

延滞前に借入金融機関へ相談します。条件変更には審査があり、期間延長等で総返済額が増える場合があります。

主な公的一次情報
このページで確認した一次資料(1件)

制度・統計の発行元、対象期間、確認日、次回確認目安を表示しています。期限は編集上の再確認日であり、制度の有効期限ではありません。鮮度管理の方法