世帯と住まいから考える

夫婦の老後資金はいくら必要?

夫婦時の家計だけでなく、介護と一人になった後の収支まで確認します。

夫婦の老後資金はいくら必要?

答え:夫婦で暮らす期間と、どちらか一人になった後を分けて計算します。それぞれの年金手取り、生活費、住居費、介護・修繕などの一時支出を資産残高へ連続して反映します。

夫婦で確認する5つの数字

  1. 夫婦それぞれの年金見込・実額
  2. 夫婦時の生活費
  3. 住宅費
  4. 片方が要介護になった場合
  5. 一人になった後の年金・生活費

持ち家と賃貸で分ける

一人になった後の生活費は半分ではない

食費等は減っても、住居、光熱・通信の基本料金、車、住宅維持など一定の固定費が残ります。遺族年金等は個別条件で異なるため、公的情報と本人記録を確認します。

計算上の注意
掲載例は世帯平均を本人の必要額として断定するものではなく、条件を比較するためのモデルです。物価、税・社会保険、年金改定、運用、医療・介護等は個別に確認してください。

夫婦の老後資金は「夫婦期間」と「一人期間」を分ける

夫婦時に黒字でも、一人になった後は年金が2人分から変わる一方、家賃、固定資産税、光熱・通信等は半分にならないことがあります。二つの期間を連続して計算します。

夫婦から単身への二段階家計計算

夫婦時の月収支−2万円
単身移行時の資産760万円
一人時の月収支−2万円
設定期間終了時400万円

単純な月額累計です。物価、運用、税・社会保険料、介護・修繕等を含みません。一人時の手取りには、年金事務所等で確認した本人年金と遺族年金の見込額を入力します。

配偶者死亡後の年金は「2人分の半分」ではない

配偶者死亡後の年金は「2人分の半分」ではないの表
確認する年金確認内容誤りやすい考え方
本人の老齢基礎年金本人の受給額世帯年金を単純に半分
本人の老齢厚生年金本人の加入記録配偶者分がそのまま残る
遺族厚生年金死亡者の報酬比例部分、本人年金との調整死亡者の年金総額の4分の3
その他年齢、子、加入状況等全員同じ受給条件

遺族厚生年金の基本額は、死亡した方の老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3が基本ですが、65歳以上で本人の老齢厚生年金がある場合は調整があります。実額は年金事務所等で確認します。

日本年金機構「遺族厚生年金」

一人になった直後に再計算する支出

  1. 新しい年金手取りと税・社会保険料
  2. 家賃または持ち家維持費
  3. 食費、光熱、通信、車等の固定費
  4. 葬儀・相続・住み替え等の一時費用
  5. 介護、入院、緊急連絡の支援

よくある質問

夫婦の老後資金は一人になった後も計算すべきですか?

必要です。夫婦期間と単身期間で年金手取り、生活費、住居費を分け、資産残高を連続して計算します。

配偶者が亡くなると年金は半分になりますか?

単純に半分ではありません。本人の年金、遺族厚生年金、年齢、加入記録等で変わるため、見込額を年金事務所等で確認します。

遺族厚生年金は亡くなった人の年金の4分の3ですか?

年金総額ではなく、原則として老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3が基本です。65歳以上で本人の老齢厚生年金がある場合は調整があります。

このページで確認した一次資料(3件)

制度・統計の発行元、対象期間、確認日、次回確認目安を表示しています。期限は編集上の再確認日であり、制度の有効期限ではありません。鮮度管理の方法

先に結論

夫婦の老後資金は「二人の期間」と「一人の期間」で計算

夫婦合計の年金と生活費だけでは不十分です。どちらか一人になった後は年金収入が変わる一方、住居費や光熱費は半分にならないため、単身移行後の収支を別に試算します。