老後の介護費|自分と親の介護で老後破産しないために
介護保険があるから費用ゼロではなく、施設費がすべて保険外でもありません。制度内と制度外を分けて計算します。
老後の介護費
自分の介護と親の介護を分け、介護保険内・外の費用と家族の収入減を全体として整理します。
介護費は、介護保険サービスの自己負担、食費・居住費等、日用品・交通、家族の収入減を分けて考えます。
自分の介護と親の介護では家計への入り方が違う
| 自分の介護 | 親の介護 |
|---|---|
| 自分の年金・貯金から支出し資産寿命が変化 | 親本人の家計に加え、子の援助・介護離職が発生する可能性 |
介護費の4分類
- 介護保険サービス自己負担
- 食費・居住費
- 日用品・交通・家族支援
- 入居・住宅改修等の一時費用
地域包括支援センターは高齢者の総合相談、権利擁護、介護予防等を支援します。本人がどのサービスを使えるか、市区町村と地域包括支援センターへ確認します。
親の介護
家族負担を決める前に制度を確認。
親の介護へ →在宅介護用品は購入前に給付対象を確認
介護費計算
月額と一時費用を長期換算。
親の介護費を計算 →支払えない
高額介護サービス費等と相談先。
介護費の公的相談先を確認 →月額費用・一時費用・家族の収入減を別々に計算
介護サービスの自己負担が月3万円でも、施設の食費・居住費、日用品・交通、住宅改修、家族の仕事減少が加わる場合があります。ひとつの「介護費」にまとめず、誰が何を払うかまで記録します。
介護費を老後資金へ入れる方法
介護費は平均額を一括で足すのではなく、在宅・施設の候補ごとに月額と一時費用を分けます。本人の年金収入を生活費と介護費のどちらへ充てるか、住まいを維持する費用が重複しないかも確認します。
- 介護保険の負担割合と利用中サービスを確認
- 食費・居住費・日用品など保険外費用を分ける
- 住宅改修・入居関連など一時費用を分ける
- 3年・5年・10年の単純累計を比較
- 高額介護サービス費等の対象可能性を自治体へ確認
親の介護で自分の老後資金を崩さない
親の介護費と自分の生活費を同じ口座・同じ家計表で混ぜると、援助総額が見えにくくなります。親本人の収入と支出を先に計算し、家族援助は月上限、期限、兄弟姉妹間の分担を記録します。
よくある質問
老後の介護費はどう計算しますか?
保険サービス自己負担、食費・居住費、日用品等の継続費、一時費用に分け、月額×期間+一時費用で計算します。
在宅介護と施設介護はどちらが安いですか?
介護度、家族の就労、住宅改修、利用サービス、施設種別で異なります。費用だけでなく家族の時間・離職影響も含めて比較します。
介護の相談はどこへしますか?
高齢者の居住地を担当する地域包括支援センターや市区町村の介護保険窓口が入口になります。
このページの累計額や比較は、税・社会保険料、利息、手数料、物価変動、制度改定などを一定または未考慮とした単純モデルです。実際の契約・制度・受給額は公的窓口や専門家へ確認してください。
介護費830万円は平均ではなく計算例
当サイトの計算例「月13万円×60か月+一時費用50万円=830万円」は、条件を理解するためのモデルです。全国一律の平均額や必要額ではありません。
| 入力項目 | 含める例 | 確認先 |
|---|---|---|
| サービス自己負担 | 訪問・通所・施設サービス | 利用票・請求書 |
| 食費・居住費 | 施設の食事・部屋 | 施設見積書 |
| その他月額 | 日用品、交通、保険外サービス | 家計実績 |
| 一時費用 | 住宅改修、福祉用具、引越し | 複数見積り |
| 家族の収入減 | 休業・勤務時間短縮 | 給与明細・勤務制度 |
まず介護費の5年・10年累計を計算し、支払いが難しい場合は公的制度と相談先を確認してください。
介護費は制度内・制度外・家族収入減の3本で計算
| 費用区分 | 例 | 確認先 |
|---|---|---|
| 介護保険の自己負担 | 訪問・通所・短期入所等 | ケアマネジャー・自治体 |
| 制度対象外・施設生活費 | 食費、居住費、日用品、上乗せサービス等 | 事業者の見積書 |
| 家族側の負担 | 交通、立替、仕送り、休業・離職の収入減 | 家族家計・勤務先 |
介護総負担=本人の自己負担+対象外費用+家族支援+家族の収入減
医療と介護の自己負担が同じ年度に大きくなった場合は、高額医療・高額介護合算療養費制度も確認します。食費・居住費等は合算対象にならない場合があるため、領収書を項目別に分けます。
夫婦の介護は自宅生活費と施設費を同時に計算
一方が施設へ入り、もう一方が自宅で暮らす場合、自宅の生活費・住居費と施設側の自己負担・食費・居住費等が重なることがあります。
| 説明例 | 月額 | 5年間 |
|---|---|---|
| 自宅で暮らす配偶者の総支出 | 15万円 | 900万円 |
| 施設側の追加費用 | 12万円 | 720万円 |
| 世帯合計 | 27万円 | 1,620万円 |
| 世帯手取り20万円との差 | −7万円 | −420万円 |
施設費12万円は説明用入力例です。介護保険サービスの自己負担割合、食費・居住費、医療、日用品、交通等を本人の見積りへ置き換えます。入居一時金も別に加えます。
二重計上を防ぐ確認順
- 自宅側で残る生活費・住居費を確認
- 施設請求を保険対象・食費居住費・その他に分ける
- 夫婦の年金手取りと給付を確認
- 高額介護サービス費等の対象可否を確認
- 地域包括支援センター、保険者、施設へ相談
- 厚生労働省「介護保険制度の概要」:制度概要と2026年改正情報。
- 厚生労働省「サービスにかかる利用料」:利用者負担と保険外費用。
ショートステイ費用は予約ではなく利用実績で月次照合する
ショートステイは、予約日数と実際の利用日数がずれることがあります。介護保険サービスの自己負担、加算・減算、支給限度額超過、食費、滞在費、日常生活費、送迎、キャンセル料を一つの総額で見ず、利用票、事業者の重要事項説明書、実績記録、請求明細を月ごとに突き合わせてください。
| 確認段階 | 記録する内容 | 確認資料 | 確認先 | 状態・日付 | 家計への反映 |
|---|---|---|---|---|---|
| サービス種別 | 短期入所生活介護・短期入所療養介護__/事業所__ | ケアプラン・契約書 | ケアマネジャー・事業者 | 契約確認__ | 施設種別を混ぜない |
| 予約 | 入所予定日__/退所予定日__/予定泊数・日数__ | 予約票・サービス利用票 | 事業者 | 予約日__ | 予約額は見込みとして分ける |
| 利用実績 | 実入所__/実退所__/実泊数・日数__/入院・変更__ | 利用実績・提供記録 | 事業者 | 確定日__ | 実際に利用した日だけ数える |
| 保険サービス | 要介護度__/負担割合__割/基本自己負担__円 | 負担割合証・請求明細 | 事業者・保険者 | 照合済__ | 食費・滞在費を含めない |
| 加算・減算 | 送迎・体制等の名称__/単位・金額__/算定根拠__ | 利用票別表・請求明細 | ケアマネジャー・事業者 | 確認日__ | 名称だけで推測しない |
| 支給限度額 | 限度内__円/限度額超過__円 | サービス利用票別表 | ケアマネジャー | 月次確定__ | 超過分を自己負担割合で再計算しない |
| 食費 | 朝__食/昼__食/夕__食/実請求__円 | 食事実績・請求明細 | 事業者 | 提供数__ | 未提供・取消分を分ける |
| 滞在費 | 居室種別__/実日数__日/日額__円/認定区分__ | 負担限度額認定証・請求明細 | 事業者・保険者 | 適用月__ | 30日分と決め打ちしない |
| 日常生活費等 | 洗濯・貸出・理美容・選択サービス等__円 | 料金表・同意書・領収書 | 事業者 | 利用確認__ | 保険サービスと分ける |
| 送迎・移動 | 事業者送迎__/自治体助成__/自己手配タクシー__円 | 利用票・領収書・助成控え | 事業者・市区町村 | 往路__/復路__ | 往復と助成を一度ずつ反映 |
| キャンセル | 連絡日時__/契約上の期限__/費目__/実請求__円 | 重要事項説明書・連絡記録・請求書 | 事業者 | 照合済__ | 取消日を利用日として重ねない |
| 請求・支払確定 | 請求月__/請求総額__円/支払日__/後日給付__円 | 請求明細・領収書・決定通知 | 事業者・保険者 | 確定__ | 見積・立替・給付・最終負担を分ける |
入退所の変更、入院、食事の提供数、居室種別、送迎の有無を実績で確認します。キャンセル料は全国一律の定額ではありません。事業者の契約書・重要事項説明書・介護サービス情報公表システムの掲載内容と、実際の請求明細を照合し、請求されていない見込額を家計へ足さないでください。
保険サービス自己負担8,000円+食費6,000円+滞在費8,000円+日常生活費1,000円+送迎2,000円=25,000円です。契約根拠のあるキャンセル料1,500円が実際に請求された場合だけ26,500円とします。キャンセルした日を利用日として重ねず、後日の給付や助成も対応する費目から一度だけ差し引きます。
厚生労働省の案内では、短期入所の食費、滞在費、理美容代などの日常生活費は介護サービス費とは別に負担します。施設形態、居室、職員配置等でサービス費が異なるため、全国平均や一律の日額で確定せず、本人の請求資料を正本にしてください。
中野区は、介護サービスの自己負担とは別に短期入所の食費・滞在費等が必要で、要件を満たす人は申請により負担限度額の対象になり得ると案内しています。また、同区の短期入所送迎支援は対象経路や条件、必要資料が限定された自治体独自制度です。他地域へ一般化せず、本人の市区町村で確認してください。
この票は印刷して使う静的な見本です。氏名、要介護度、利用日、病状、領収書、請求明細は当サイトへ入力・保存・送信しません。例示額は平均額や給付額ではありません。
デイサービスの利用実績・食費・欠席時費用を照合する通所リハビリの利用時間・実績・請求費用を照合する短期入所療養介護の施設・医療・滞在費を照合する療養通所介護の対象条件・看護・実費を照合する定期巡回・随時対応型訪問介護看護の月額と実績を照合する夜間対応型訪問介護の制度移行・通報・訪問費用を照合する訪問介護の身体介護・生活援助・保険外費用を照合する訪問入浴の全身浴・清拭・部分浴と請求費用を照合する
このページで確認した一次資料(7件)
制度・統計の発行元、対象期間、確認日、次回確認目安を表示しています。期限は編集上の再確認日であり、制度の有効期限ではありません。鮮度管理の方法
- 厚生労働省「介護サービスにかかる利用料」公的機関一次資料/使用目的:1~3割負担・施設食費居住費等/対象:現行/確認日:/見直し:制度改定時・高優先/次回確認目安:
- 厚生労働省「地域包括支援センター」公的機関一次資料/使用目的:高齢者の総合相談・権利擁護・介護予防/対象:現行/確認日:/見直し:年度確認・中優先/次回確認目安:
- 厚生労働省「高額医療・高額介護合算療養費制度」公的機関一次資料/使用目的:8月から1年間の医療・介護自己負担合算/対象:現行/確認日:/見直し:制度改定時・高優先/次回確認目安:
- 厚生労働省「短期入所生活介護」公的一次資料/使用目的:サービス概要と食費・滞在費・日常生活費等の別負担/対象:現行/確認日:/次回確認目安:
- 中野区「介護保険サービスの利用者負担」公的一次資料/使用目的:1~3割負担と短期入所の食費・滞在費等の区分、負担限度額/更新日:2026年1月30日/確認日:/次回確認目安:
- 中野区「短期入所サービス利用時の送迎費用の助成」公的一次資料/使用目的:自治体独自の送迎助成における対象経路・条件・必要資料/更新日:2026年5月27日/確認日:/次回確認目安:
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」公的一次資料/使用目的:事業所ごとのサービス内容・料金・重要事項・キャンセル規定の確認先/対象:現行/確認日:/次回確認目安: