老後のお金を数字で確認

親に借金がある。子どもは急いで払う前に確認

親の借金を子どもが自動的に返すとは限りません。まず誰の債務か、子が保証人か、担保があるかを確認します。

先に結論

親の借金が分かっても、子どもが新規借入やカードで返済を埋めないでください。契約者、保証人、残高、金利、担保、延滞状況を特定し、専門相談へつなぎます。

契約書・残高証明・支払期限を1件ずつ突き合わせる

「借金があるらしい」という聞き取りと、債権者が確認できた債務を分けます。1契約を1行にして、契約者、債権者、保証人・担保、基準日、元金残高、利息・遅延損害金等、次回支払日、確認資料、相談状況を記録してください。金額は同じ基準日の書面へ置き換え、信用情報の開示だけで全債務を把握できたとは判断しません。

親の借金・保証・未払いを証明資料単位で整理する確認票
状態・債務区分契約者・債権者保証人・担保基準日・残高内訳次回日・期限確認資料・次の行動
未確認/住宅・不動産担保ローン契約者__/金融機関__連帯債務・保証__/担保物件__残高証明日__/元金__/利息等__次回返済__/完済予定__契約書、返済予定表、残高証明を依頼
未確認/銀行カードローン契約者__/金融機関__保証会社__/担保__利用残高日__/元金__/利息等__次回返済__/契約更新__契約内容、利用明細、本人開示を確認
未確認/クレジットカード本会員__/カード会社__家族カード・保証__一括__/分割__/リボ__/キャッシング__締日__/支払日__直近明細、未確定利用、解約後請求を確認
未確認/消費者金融・貸金契約者__/貸金業者__保証・担保__基準日__/元金__/利息等__次回返済__/督促期限__契約書、取引履歴、残高、JICC等を確認
未確認/自動車・教育・その他ローン契約者__/会社__保証人__/所有権留保等__基準日__/残元金__/手数料等__次回支払__/完了予定__契約書、返済予定、所有者名義を確認
未確認/事業借入・リース個人・法人__/債権者__代表者保証__/担保__基準日__/残高__/未払__支払日__/契約終了__法人分と個人保証を分け、契約書を確認
未確認/税・社会保険料納税義務者__/請求元__対象年度・名義__対象期__/未納額__/加算等__納期限__/相談日__納付書、督促、窓口回答を確認
未確認/医療・介護・公共料金契約者__/請求元__利用者・支払者__対象期間__/未払額__支払期限__/停止予定__請求書、利用明細、相談先を確認
未確認/個人間・家族間の借入借主__/貸主__保証・担保__契約日__/残額__/利息等__返済期限__借用書、送金記録、返済記録を確認
別管理/保証・連帯保証主債務者__/債権者__親の立場・保証範囲__保証額__/履行請求__回答期限__/相談日__保証契約と主債務の状況を専門家へ確認

この確認票は入力フォームではなく印刷用の見本です。契約番号・口座番号・カード番号の全桁、暗証番号、パスワード、個人番号、本人確認書類画像は当サイトへ入力・保存・送信しません。

信用情報の本人開示は3機関を混同しない

信用情報機関の本人開示では、加盟会員とのローンやクレジット等の契約内容、支払状況、残高などを確認できます。ただし、機関ごとに加盟会員と登録範囲が異なり、税・公共料金・個人間債務などすべての債務を網羅する資料ではありません。本人、正規の代理人、法定相続人等の申込条件を各機関で確認してください。

本人開示と契約資料の役割を分ける確認表
確認先主に確認する内容この票への反映限界・注意
JICC加盟する消費者金融・クレジット会社・金融機関等の契約内容や返済状況会社名、契約、残高、遅延等を候補として記録登録期間を過ぎた情報や非加盟先等は確認できない
CIC加盟するクレジット会社等の契約内容、請求・入金、残高、返済状況カード・分割・ローンを契約単位で照合本人開示は全債務の残高証明ではない
全国銀行個人信用情報センター加盟金融機関からの借入内容や支払状況銀行借入等を契約書・返済表と照合審査理由の特定や全債務の証明ではない
債権者・請求元現在の契約、基準日残高、利息等、支払期限、保証・担保確認済みの書面と日付で上書き請求の根拠が不明なら支払約束前に専門相談

届いた書面は期限順に分ける

  1. 裁判所、債権者、自治体等の差出人と受取日を記録する
  2. 回答・支払・申立て等の期限を原本で確認する
  3. 契約者、保証人、請求根拠が不明な請求を「確認済み債務」に混ぜない
  4. 残高証明の基準日が違う金額を単純に合計しない
  5. 新たな借入やカード利用で埋めず、期限前に公的・専門相談へつなぐ
相続開始後は別の期限があります
存命中の返済整理と、相続開始後の相続方法の選択は分けます。相続放棄は原則として相続開始を知った時から3か月以内です。財産の処分や支払約束をする前に、家庭裁判所・法テラス・弁護士等へ個別事情を確認してください。
借入内容を確認する一次資料

最初に確認する6項目

  1. 借入先・契約者
  2. 残高・金利・返済日
  3. 延滞・督促・訴訟等の有無
  4. 子どもや配偶者が保証人か
  5. 自宅等の担保
  6. 他のカード・ローン・税滞納
相続時は期限に注意
相続放棄は、原則として自分のために相続の開始があったことを知ったときから3か月以内に家庭裁判所へ申述する制度です。財産状況を調べても判断できない場合の期間伸長制度もあります。個別判断は裁判所・法テラス・弁護士等へ確認してください。

親が存命中の債務と、相続後の問題を分ける

親が存命中は本人の家計・債務整理・住まいの相談です。亡くなった後は、資産と債務を含む相続の選択を期限内に検討します。

計算上の注意
債務、保証、相続、時効、債務整理等は法的判断を伴います。本ページは一般情報であり個別の法的助言ではありません。

親の借金は「存命中」と「相続後」を分ける

親の借金は「存命中」と「相続後」を分けるの表
状況最初に確認相談先
親が存命中契約者、連帯保証、担保、残高、延滞金融機関、多重債務相談、法テラス等
親が亡くなった後相続人、資産、債務、保証、3か月期限家庭裁判所、弁護士・司法書士等
請求内容が不明債権者、契約書、請求根拠、時効等払う約束をする前に法律相談

子どもが契約者・連帯保証人か、債務を引き受けたかなどで扱いは異なります。請求が来た事実だけで自己判断せず、契約関係を確認します。

相続放棄を検討する場合の注意

  1. 借金だけでなく預貯金・不動産・保険等も調査する
  2. 相続開始を知った日を記録する
  3. 財産の処分や債権者への対応前に専門家へ相談する
  4. 家庭裁判所の必要書類と申述先を確認する

裁判所は、相続放棄の申述期間を原則として相続開始を知った時から3か月以内と案内しています。調査しても判断資料が得られない場合の期間伸長手続もあります。

裁判所「相続の放棄の申述」金融庁「多重債務についての相談窓口」

よくある質問

親の借金を子どもが払う必要はありますか?

契約者、保証、債務引受、相続等の関係で異なります。請求書と契約を確認し、自己判断で支払約束をする前に専門家へ相談します。

親の借金を相続放棄できる期限は?

原則として自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内です。個別事情は家庭裁判所・専門家へ確認します。

借金の全額が分からない場合は?

債権者、郵便、カード明細、返済予定表、担保・保証を調査し、期限内に判断できない場合は期間伸長も含め専門家へ相談します。

主な公的一次情報
このページで確認した一次資料(6件)

制度・統計の発行元、対象期間、確認日、次回確認目安を表示しています。期限は編集上の再確認日であり、制度の有効期限ではありません。鮮度管理の方法

  • 日本信用情報機構(JICC)「開示を申し込む」運営主体一次情報/使用目的:加盟会員との契約内容・利用金額・残高・遅延等の確認/対象:現行/確認日:/見直し:随時・中優先/次回確認目安:
  • CIC「情報開示とは」運営主体一次情報/使用目的:クレジット・ローンの契約内容・請求・入金・残高・返済状況の確認/対象:現行/確認日:/見直し:随時・中優先/次回確認目安:
  • 全国銀行個人信用情報センター「本人開示の手続き」運営主体一次情報/使用目的:加盟金融機関からの借入内容・支払状況の確認/対象:現行/確認日:/見直し:随時・中優先/次回確認目安:
  • 金融庁「多重債務についての相談窓口」公的機関一次資料/使用目的:財務局・法テラス等の相談先/対象:現行/確認日:/見直し:随時・中優先/次回確認目安:
  • 裁判所「相続の放棄の申述」公的機関一次資料/使用目的:知った時から原則3か月・家庭裁判所/対象:現行/確認日:/見直し:制度改定時・高優先/次回確認目安:
  • 日本司法支援センター(法テラス)「民事法律扶助業務」公的機関一次資料/使用目的:無料法律相談・弁護士司法書士費用立替/対象:現行/確認日:/見直し:随時・中優先/次回確認目安: